椅子の塗装


■色が違うぞ!

 偶然見つかった栃の一枚板をダイニングテーブルにすべく、飛騨産業の椅子(クレセント)を組み合わせることにした訳なのでありますが、標準ではテーブルに合う色が無く、渋々できるだけ薄目の特別色で塗ってもらうことにしておりました。
 しかし特別料金を取られたり、質感がウレタンだったりと、一度は了承した物のどうも納得がいきません。
 そこでダメ元でメーカーへ電話!、「未塗装の状態で出荷できませんかー」と問いつめたところ、あっさりOKをもらえたのです(^^) ラッキー!
 (コーディネーターさんにはご迷惑をかけることになったわけですが....(^^ゞ)

 そんじゃば、自分で塗るべ! ってことで、テーブルに合わせるため、今回はオスモカラーの塗装作戦を敢行する事になったわけです。
 これで、色、質感とも合わせられる可能性が出てきました。

 塗装は大好き!!、子供の頃からプラモ、Uコン、ラジコン、車の塗装?などに親しんできたのですが、最近エクステリア系の塗装で、膜を作る塗装から染みこませる塗装を経験! さらにおもしろさが増して来ておりましたので、今回は当に恰好のネタでもあるわけです。(^^ゞ


■塗装してみました

|1.
 オスモカラー ウッドワックス ノーマルクリア(#3101)を使用しました。(右)
 左は専用刷毛洗浄液 シェルゾールです。

 刷毛はできるだけ堅めの物が塗りやすいようですので、模型用の小さめの刷毛を使用しました。
 場合によっては、毛を短く刈るのも有効です。


|2.
 素地はまず、#300程度の紙ヤスリで表面を仕上げました。
 そして、オスモをほんの少し刷毛に付けて、擦りつけるように塗っていきます。
 非常に良く伸びるので、チョコンと付けるだけで十分です。
 ここが普通の塗装と大きく違う所で、失敗しやすい所でもあります。

|3.
 一通り塗り終わったら、しばらく馴染ませます。(10分程?)
 その後塗料をウェスで拭き取ってしまいます。
 隅角部は塗料が溜まりやすいので、特に念入りに拭き取った方が良いようです。

 その後、自然な状態で丸1日乾かします。

|4.
 ウェスは、紙粉が出にくい紙ウェスを愛用しています。
(ティッシュじゃないよ!)
 ほころぶ布等を使用すると糸くずが残ったりするので、もっぱらJKワイパーを使用しています。(ぜいたく?)





|5.
 完全に乾いたら、さらに細かい#400程度の紙ヤスリで、しっかり仕上げます。
 そして、最初の要領でもう一度塗り、ウェスで拭き取ります。





|6.
 丸1日乾燥させれば完成です!
 テーブルとは素材が違う(ナラ)ので、若干色が濃くなりましたが、非常に味のある仕上がりになりました。
 手触りもウレタンとは異なり、木の質感がしっかり残っています。


|比較.
 白木地(左)と#3101仕上げ(右)の比較です。
 触った感じに差は無いのですが、仕上げた物は水をパッとはじきます。
 食事中におこぼししても大丈夫です。
(但し、直ぐ拭くこと!)

 半年に一度くらい、オスモを布に染みこませてメンテ塗装をするつもりです。






■活躍シーン


クッションを敷いて、活躍中! 座り心地が非常に良いのです。



こちらはタモのベンチ。
同様に#3101で塗装しました。

 ベンチの定員は工夫次第なので非常に便利!、寝転がることも可能です(^^ゞ